9/15(日) 第89回定期演奏会を開催いたします

お盆も過ぎ、まだまだ暑い日が続きますが、蝉や朝夕の虫の音はすっかり秋の声ですね。残暑お見舞い申し上げます。

さて、９月の定期演奏会まで１ヶ月を切りました！

今回はまず、ヴェルディの歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲で幕を開けます。

現在のイタリア・シチリア島は激動の歴史背景を持つ島で、この歌劇で描かれているのはフランス統治下の時代の出来事です。緊張感と希望が交錯する壮麗な幕開けをお届けします。

続けてお聴きいただくのは、ドビュッシーの「小組曲」。

元はピアノのために書かれた小品をまとめた組曲で、軽やかで美しい旋律が心を弾ませてくれます。ドビュッシーの豊かな色彩感をお楽しみください。

そして今回のメインは、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」！

ヴァイオリンソロが語り部・シェエラザードを表し、続くオーケストラが「アラビアンナイト」の物語を描き出す、エキゾチックで壮麗な作品です。複雑なリズムや緻密なアンサンブルが求められる難曲でもあります。今回の演奏会で、私たちがどのようにこの物語を描き出すことができるか、ぜひご期待ください。

「シェエラザード」は当団メンバーのなかで長年リクエストの声が挙がっていた曲で、ようやく先生方からもOKをいただき、今回、お披露目ができることになりました！ 多彩な表現力が求められる作品で、とても意欲的な挑戦です。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております！